オマル・トーリホスとは?
おまるとーりほす
オマル・トーリホスは、パナマの軍事独裁者として1968年から1981年まで実権を握り、パナマ運河返還交渉を主導したことで知られる人物です。
オマル・トーリホス(Omar Torrijos、1929〜1981年)は、パナマの軍人・政治家で、1968年のクーデターにより権力を掌握し、1981年に飛行機事故で死亡するまで同国の最高実力者として君臨しました。正式な大統領職には就かず、「最高指導者(Líder Máximo)」として独裁的な権力を行使しました。
トーリホス政権の最大の外交的成果は、パナマ運河の返還交渉です。1977年に米国のジミー・カーター大統領との間でトーリホス=カーター条約を締結し、1999年末までにパナマ運河の主権をパナマへ移譲することが合意されました。この条約はパナマ国民にとって独立と主権回復の象徴となりました。
国内政策では農地改革や農村開発、労働者保護を推進する一方、政治的反対勢力を弾圧するなど権威主義的な側面も持ちました。「右でも左でもなく、パナマのために」という姿勢を掲げ、非同盟外交を展開しました。
1981年、小型飛行機の墜落事故で51歳で死亡。事故の原因については今も憶測が絶えません。その後、息子のマルティン・トーリホスがパナマ大統領(2004〜2009年)を務めました。
使い方・例文
「パナマ運河返還の立役者としてオマル・トーリホスの名は歴史に刻まれており、パナマでは今も英雄的に語られることが多い。」
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