オイディプス王とは?
おいでぃぷすおう
オイディプス王とは、古代ギリシャの劇作家ソポクレスが書いた悲劇で、知らずに父を殺し母と結婚した王の運命を描く傑作です。
「オイディプス王」は、紀元前5世紀ごろの古代ギリシャの悲劇詩人ソポクレスによって書かれた戯曲で、西洋文学史上もっとも著名な悲劇の一つに数えられます。
物語の中心は、テーバイの王オイディプスが自分の出生の秘密を追うにつれて、恐ろしい真実が明らかになるという構造にあります。神託によって「父を殺し母と結婚する」と予言されたオイディプスは、その運命から逃れようとしたにもかかわらず、まさにその予言通りの行為を知らずに犯していたことが判明します。
この作品の文学的な特徴として以下の点が挙げられます。
- 劇の進行とともに主人公が自らの罪を発見する「探偵小説的」な構造
- 人間の自由意志と運命(神託)の葛藤という普遍的テーマ
- ハマルティア(悲劇的欠陥)として傲慢さと真実への固執が描かれる点
- アリストテレスが「詩学」で悲劇の理想例として高く評価した点
20世紀にはジークムント・フロイトが「エディプスコンプレックス」の概念をこの作品から命名し、心理学の分野にも大きな影響を与えました。現代でも世界中の劇場で上演され続けている古典劇の金字塔です。
使い方・例文
文学や演劇の授業で「運命と自由意志」をテーマに論じる際の代表作として取り上げられます。また「エディプスコンプレックス」という心理学用語の由来としても語られます。
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