エリー湖とは?
えりーこ
エリー湖とは、北米の五大湖の一つで、カナダとアメリカの国境に位置する最も浅く水温が高い湖であり、工業・漁業・観光の面で重要な役割を担います。
エリー湖(Lake Erie)は、北米五大湖のうち最も南に位置する湖で、アメリカ合衆国(オハイオ州・ペンシルベニア州・ニューヨーク州・ミシガン州)とカナダ(オンタリオ州)の国境に広がります。五大湖の中では面積が4番目(約2万5700平方キロメートル)で、平均水深は約19メートルと最も浅い湖です。
浅いため水温の変化が大きく、夏には水温が大幅に上昇します。また五大湖の中では最も南に位置するため、結氷する年とそうでない年があります。西端のデトロイト川を通じてヒューロン湖から水が流入し、東端のナイアガラ川・ウェランド運河を経てオンタリオ湖へ流出しています。この流域にはナイアガラの滝があり、世界的な観光地となっています。
20世紀半ばには周辺工業地帯(クリーブランド・バッファローなど)からの廃水・生活排水による深刻な水質汚染が進み、1960〜70年代には「死んだ湖」とも称されるほど生態系が荒廃しました。1972年に米加が締結した「グレートレイクス水質協定」を契機に環境回復が進められ、その後漁業資源・水質は大幅に改善されました。
現在ではワレアイ・パーチ・バスなどの漁業が盛んで、湖岸の各都市では観光・レクリエーションの場としても親しまれています。
使い方・例文
北米の地理や五大湖を学ぶ授業・教材、あるいは環境保護の歴史や水質汚染問題を解説する際の具体例として登場することが多いです。
この用語をシェア
最終更新: