ウィリアム・テュッテとは?
うぃりあむてゅって
ウィリアム・テュッテとは、イギリス出身のカナダの数学者で、グラフ理論とマトロイド理論の発展に多大な貢献をした20世紀の数学者です。
ウィリアム・トーマス・テュッテ(William Thomas Tutte、1917〜2002年)は、イギリス生まれでカナダで活躍した数学者です。グラフ理論・組合せ数学・暗号解読など多岐にわたる分野で先駆的な業績を残しました。
テュッテの最大の功績の一つは、グラフ理論の発展です。「テュッテ多項式」はグラフの位相的・組合せ的性質を捉える重要な不変量で、現代のグラフ理論・結び目理論・統計力学とも深く結びついています。また、完全マッチングの存在条件を示す「テュッテの定理」は組合せ論の基本定理として広く知られています。
第二次世界大戦中には、イギリスのブレッチリー・パークで暗号解読チームに参加し、ドイツ軍の高度な暗号機「ローレンツ暗号機」の解読に貢献したことも知られています。この業績は長年機密扱いとされていました。
戦後はカナダのウォータールー大学で教授を務め、グラフ理論研究の拠点形成に尽力しました。マトロイド理論の整備にも貢献し、現代の組合せ数学・アルゴリズム理論の礎を築いた人物として高く評価されています。
使い方・例文
「グラフ理論の教科書でテュッテの定理やテュッテ多項式が紹介される際、その応用範囲の広さが解説されることが多い。」
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