アンリ・ヴァン・ド・ヴェルデとは?
あんりう゛ぁんどう゛ぇるで
アンリ・ヴァン・ド・ヴェルデは、アール・ヌーヴォーからモダンデザインの礎を築いた、ベルギー出身の建築家・デザイナーです。
アンリ・ヴァン・ド・ヴェルデ(Henry van de Velde、1863〜1957年)は、ベルギー・アントワープ出身の建築家、デザイナー、美術評論家です。19世紀末から20世紀初頭にかけて、アール・ヌーヴォーの重要な担い手のひとりとして活躍しながら、後の近代デザイン運動の理論的・実践的な先駆者となりました。
ヴァン・ド・ヴェルデは、絵画から出発しながら工芸・家具・建築・室内装飾・書体デザインまで幅広く手がけました。1900年代にドイツへ渡ってワイマールで工芸学校を設立し、これが後のバウハウスの前身のひとつとなります。1906年には自ら設立した芸術工芸学校(現ワイマール美術大学の前身)の初代校長に就任しました。
彼のデザイン思想の特徴として以下が挙げられます。
- 有機的な曲線美と機能性を統合した装飾観
- 「芸術と産業の結合」を目指した全体設計(ゲザムトクンストヴェルク)の実践
- 個々の要素より全体的な調和を重視する設計哲学
- 社会のためのデザインという思想的立場
晩年はベルギーに戻り、ゲント大学図書館(1935年)などの建築を完成させました。アール・ヌーヴォーの装飾性とモダニズムの機能性を橋渡しした存在として、デザイン史において非常に重要な位置を占めています。
使い方・例文
「アンリ・ヴァン・ド・ヴェルデの名は、バウハウス前史を語る際や、アール・ヌーヴォーから近代デザインへの移行を説明する文脈でしばしば取り上げられます。」
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