アンフィキオンとは?
あんふぃきおん
アンフィキオンとは、新生代中期に北半球に広く分布した絶滅肉食哺乳類で、クマとイヌの両方に似た特徴を持つことから「クマ犬」とも呼ばれます。
アンフィキオン(Amphicyon)は、約3400万〜800万年前の漸新世から中新世にかけてヨーロッパ・アジア・北アメリカ・アフリカに生息していた肉食哺乳類です。アンフィキオン科(通称:クマ犬科)に分類され、現生のクマやイヌとは別系統ですが、外見的にはその中間のような体形をしていました。
体格は種によって大きく異なり、小型のものから体重200キログラムを超える大型のものまでさまざまです。頭骨は大きく顎の力が強く、四肢は比較的太くて頑丈な構造をしています。歯の形態は肉食と雑食の両方に対応できる構造をしており、植物質も含む幅広い食性を持っていた可能性があります。
アンフィキオン科は新生代において長期にわたり繁栄し、さまざまな生態的地位を占めていました。大型種はライオンに匹敵するトップ捕食者として機能していたと考えられています。
中新世の後期になると、より特化した現生型の肉食獣(イヌ科・クマ科など)との競争に敗れ、徐々に衰退して絶滅しました。アンフィキオン科の繁栄と衰退は、哺乳類の肉食獣グループの交替を示す典型例として紹介されます。
使い方・例文
哺乳類の進化や「クマ犬」という俗称で古生物図鑑や博物館の展示に登場することがあります。現生のクマやイヌとの比較で体形が説明されることが多いです。
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