アンドルー・ワイルズとは?
あんどるーわいるず
アンドルー・ワイルズとは、358年間未解決だった数学史上最も有名な難問「フェルマーの最終定理」を1995年に証明したイギリスの数学者です。
アンドルー・ジョン・ワイルズ(Andrew John Wiles、1953年〜)は、イギリスの数学者で、数論を専門とします。ケンブリッジ大学で学び、オックスフォード大学やプリンストン大学で長年研究・教育に携わってきました。
ワイルズの名を世界に知らしめた業績は、「フェルマーの最終定理」の証明です。この定理は、17世紀フランスの数学者ピエール・ド・フェルマーが「nが3以上の整数のとき、xⁿ+yⁿ=zⁿを満たす正の整数x・y・zは存在しない」という命題を余白に書き残したことに始まります。フェルマーは「証明を発見したが余白が狭すぎて書けない」と記しましたが、その後358年間、世界中の数学者が挑んでも誰も証明できない難問であり続けました。
ワイルズは子供の頃からこの問題に魅了されており、プリンストン大学の教授になってから密かに証明に取り組み始めました。7年以上にわたる孤独な研究の末、楕円曲線論とモジュラー形式を結びつける「谷山=志村予想」の証明を足がかりとして、1993年に証明の発表にこぎつけました。しかし査読の過程で重大な誤りが発見され、さらに1年以上の修正作業を経て、1995年に完全な証明を発表しました。
この証明は現代数学の最先端技術を結集した大作であり、数学史上の金字塔として高く評価されています。ワイルズは1998年に国際数学者会議から特別賞(銀賞)を授与され、2016年にはアーベル賞を受賞しました。
使い方・例文
この用語をシェア
最終更新: