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アンティシペーションとは?

あんてぃしぺーしょん

アニメーションにおいて、主動作の直前に逆方向の予備動作を加えることで動きにリアリティと力感を出す技法です。

アンティシペーション(Anticipation)とは、アニメーション制作における基本原則の一つで、キャラクターが大きな動作をする直前に、その動きとは逆方向の準備動作(予備動作)を入れる技法です。1981年にディズニーのアニメーターによってまとめられた「アニメーションの12の基本原則」の中でも重要な項目として位置づけられています。

日常生活においても、人は何か動作をする前に自然と準備動作を取ります。たとえばジャンプする前には膝を曲げて沈み込み、ボールを投げる前には腕を後方に引きます。アニメーションでアンティシペーションを用いることで、このような人間の本能的な動きの法則をキャラクターに再現し、観客に「次に何が起きるか」を予告しながら動作に説得力と力感を与えます。

アンティシペーションが効果的に機能する場面の例を挙げます。

  • キャラクターがジャンプする前に体を沈み込ませる
  • 拳を振り上げる前に一瞬下方に引く
  • 走り出す前に体をわずかに後ろへ傾ける
  • ドアを開ける前に少し押し戻す動作を加える

アンティシペーションは観客の視線を誘導し、次の動作への期待感を高める役割も果たします。この技法を適切に使うことで、アニメーションの動きはより生き生きとしてダイナミックに見え、視聴者に感情的な没入感を与えます。

使い方・例文

アニメーション制作の講座やテキストで「キャラクターを走らせる前にアンティシペーションで後方へ傾けることで、動き出しにリアリティが増す」という説明で登場します。

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