アレクサンドル・ドヴジェンコとは?
あれくさんどるどう゛じぇんこ
アレクサンドル・ドヴジェンコは、ウクライナ出身のソビエト映画監督で、詩的リアリズムの先駆者として映画史に名を残す20世紀初頭の巨匠です。
アレクサンドル・ドヴジェンコ(Alexander Dovzhenko、1894〜1956年)は、ウクライナ出身のソビエト映画監督・脚本家で、映画史における「詩的リアリズム」の先駆者として高い評価を受けています。教師・外交官・画家など多彩な経歴を経て、1920年代後半に映画制作を本格的に始めました。
ドヴジェンコの映画は、プロパガンダ的な政治的文脈の中にあっても、ウクライナの大地・農村生活・自然の循環に対する詩情あふれる視点を貫いていることで際立っています。モンタージュ技法の活用においてエイゼンシュテインやプドフキンと並ぶソビエト映画の三大巨匠の一人として位置づけられています。
代表的な作品には以下があります。
- 「ズヴェニゴラ」(1928年)— ウクライナの伝説と歴史を融合させた叙事詩
- 「アルセナール」(1929年)— ウクライナ革命を描いた詩的叙事映画
- 「大地」(1930年)— 農村の集団化をテーマにした代表作、映画史上の傑作とされる
「大地」は世界の映画批評家による歴代映画ランキングに何度も選出される名作です。ドヴジェンコはウクライナの映像文化の礎を築いた人物として、今日もウクライナ・ロシア双方の映画文化において重要な存在として語り継がれています。
使い方・例文
映画史の講義やソビエト映画の特集で、「詩的リアリズムの巨匠ドヴジェンコ」として紹介される場面でよく登場します。
この用語をシェア
最終更新: