アムハラ文字とは?
あむはらもじ
アムハラ文字とは、エチオピアの公用語であるアムハラ語を書き表すために使われる文字体系で、ゲエズ文字を基盤とした音節文字(アブギダ)です。
アムハラ文字(アムハラもじ)は、エチオピアおよびエリトリアで使用されるセム語族の言語を表記するために発展したゲエズ文字(エチオピア文字)の一形態です。アムハラ語はエチオピアの連邦公用語であり、約3,000万人以上の母語話者を持ちます。
この文字体系はアブギダ(音節文字の一種)に分類されます。アブギダとは、子音文字が基本形を持ち、そこに母音を示す変形(形の変化)を加えて音節を表す方式です。アムハラ文字では各子音に対して通常7つの変形形式があり、それぞれ異なる母音(ア・ウ・イ・ア長音・エ・無母音・オ)を表します。
ゲエズ文字の歴史は古く、紀元前数世紀にまでさかのぼるとされ、アラビア半島のサバ文字に起源を持ちます。エチオピア正教の典礼文書などに長く使用されてきた伝統的な文字です。
現代では以下の言語の表記に使われています。
- アムハラ語(エチオピア公用語)
- ティグリニャ語(エリトリアの公用語の一つ)
- ゲエズ語(典礼用言語)
使い方・例文
エチオピアの公的書類や看板、エチオピア航空の機体にも使われているアムハラ文字は、アフリカで独自に発展した数少ない文字体系の一つとして、言語学や比較文字論の文脈で取り上げられることが多い語です。
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