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アブラハム・ロビンソンとは?

あぶらはむろびんそん

アブラハム・ロビンソンは非標準解析学を創始した数学者・数理論理学者で、無限小を厳密な数学的基礎のうえに復活させた人物です。

アブラハム・ロビンソン(Abraham Robinson、1918〜1974)は、ドイツ出身の数学者・数理論理学者です。ナチス政権の台頭を逃れてイスラエルイギリスカナダアメリカと渡り歩き、イェール大学教授として生涯を終えました。

最大の業績は非標準解析学(Non-standard Analysis)の創設です。微積分学においてライプニッツやニュートンが用いた「無限小」は、19世紀にコーシーやワイエルシュトラスが극限概念(ε-δ論法)によって数学から追放しましたが、ロビンソンは1960年代に数理論理学のモデル理論を駆使して「実数よりも小さいが0でない数(無限小)」を厳密に定義することに成功しました。

彼の構成した超実数体(hyperreal numbers)は通常の実数体を真に含む拡大であり、無限大・無限小を形式的に扱えます。これにより微積分学の直感的な議論を厳密な論理で裏付けることが可能となり、数学教育への応用も試みられています。

また、モデル理論・代数的閉体・微分代数など純粋数学の諸分野にも貢献し、現代の数理論理学の発展に重要な役割を果たしました。非標準解析は現在も確率論・数理物理などの研究で有効な道具として使われています。

使い方・例文

微積分の歴史や数理論理学の入門書で「無限小を復活させた数学者」として紹介されます。「非標準解析」という言葉とセットで語られることが多いです。

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