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アフラ・マズダーとは?

あふら・まずだー

フラ・マズダーとは、ゾロアスター教における唯一の最高善神で、光と真理を体現し、悪の原理アンラ・マンユと対立する存在です。

フラ・マズダー(Ahura Mazda、アヴェスター語で「賢明なる主」を意味する)は、古代イランに起源を持つゾロアスター教最高神にして唯一の善なる創造神です。預言者ザラスシュトラゾロアスター)が啓示を受けた相手とされ、宗教の根本的な神学的核心に位置します。

ゾロアスター教の宇宙観は善悪二元論を基本とします。アフラ・マズダーは「アシャ(真理・秩序・正義)」を体現する存在であり、対立する悪の原理「アンラ・マンユ(アーリマン)」と永遠の戦いを続けています。この善悪の闘争は物質世界と精神世界の両方で展開し、最終的にはアフラ・マズダーと善が勝利するとされます。

アフラ・マズダーは「アムシャ・スプンタ(聖なる不死の者たち)」と呼ばれる6つの神格的存在を伴います。これらは「善なる思想」「真理」「聖なる王国」「謙虚」「完全性」「不死」を象徴し、アフラ・マズダーの諸側面とも解釈されます。

ゾロアスター教はアケメネス朝ペルシア(紀元前6〜4世紀)において国家宗教的な地位を持ちました。アフラ・マズダーの概念はユダヤ教・キリスト教・イスラム教の一神教思想にも影響を与えたとされ、宗教史上の重要な比較研究対象となっています。現在もインドのパールシー(ゾロアスター教徒)やイランの信者に崇拝されています。

使い方・例文

イランのペルセポリスには「アフラ・マズダーの加護のもとに」で始まる碑文が残されており、アケメネス朝の王が同神の庇護を強調していた様子がわかります。

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