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アイスフォグとは?

あいすふぉぐ

アイスフォグとは、気温が氷点下の極寒地で微細な氷晶が大気中に浮遊して視界を遮る、霧に似た気象現象です。

アイスフォグ(ice fog)は、気温が非常に低い(目安としておおむね氷点下30℃前後以下)環境で、水蒸気が液滴を経ずに直接微細な氷晶となって大気中に漂う気象現象です。外見は通常の霧と似ていますが、浮遊しているのは水滴ではなく氷の粒子であるため、光を受けてきらきらと輝いて見えることがあります。

アイスフォグが発生しやすい条件と地域は以下のとおりです。

  • シベリア・カナダ北部・アラスカなど、冬季に極端な低温が続く地域
  • 風が弱く大気が安定した放射冷却の夜間から早朝
  • 人間活動(暖房・車両排気)による水蒸気の放出が多い都市部
  • 川や湖などの水面が凍りきらず水蒸気が供給される場所

アイスフォグは視程(視界の距離)を著しく低下させるため、航空機の離着陸や自動車の運転に大きな支障をきたします。また氷晶が電線や構造物に付着して「霧氷」を生じさせることもあります。気象学的には「氷霧」とも呼ばれ、通常の霧と区別して観測・記録されます。地球温暖化の進行によって、こうした極低温現象の発生頻度や分布域が変化していることも研究されています。

使い方・例文

「アラスカの冬の朝、アイスフォグで前方数十メートルしか見えない状態が続いた」というように、極寒地での低視程気象を説明する場面で使われます。気象観測の報告書や旅行記にも登場します。

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