ばってんとは?
ばってん
ばってんとは、九州地方(とくに博多・長崎など)で「だけれども・しかし」という逆接の意味で使われる方言の接続詞です。
「ばってん」は九州地方、とくに福岡(博多)・長崎・佐賀・熊本などで日常的に使われる方言の接続詞で、標準語の「だけど」「でも」「しかし」にあたる逆接の言葉です。「ばってん」という語感の親しみやすさから、九州弁を代表する方言のひとつとして広く知られています。
語源については諸説あり、「ば(ならば・けれど)」+「とて(しても)」が転じたとする説などがあります。用法の特徴は以下のとおりです。
- 文の前後をつなぐ接続詞として文頭・文中で使う(「行きたかばってん、雨やけん行けん」)
- やわらかく語尾につけることで、言い訳や主張をマイルドにする(「そうかもしれんばってん…」)
- 長崎では「ばってん」が特に有名で、地名・店名などにも使われている
近年はご当地グルメや観光のPR、テレビドラマ・漫才などを通じて全国的な認知度が高まり、九州の文化と方言を象徴するキーワードとしても親しまれています。「ばってん荒川」など芸能人の芸名にも使われた例があり、語感の魅力が広く受け入れられていることがわかります。
使い方・例文
「もっとゆっくりしていきたかばってん、もう時間のなかけん帰らんといかん」という博多弁の会話では、「したいけれどもできない」という惜しむ気持ちを逆接でつないでいます。
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