XGS-PONとは?
えっくすじーえすぽん
XGS-PONとは、光ファイバーを使った家庭向けブロードバンド接続で、上下対称に最大10Gbpsの通信速度を実現する光アクセス網の規格のことです。
XGS-PON(10-Gigabit-capable Symmetric Passive Optical Network)は、ITU-T勧告G.9876として標準化された光アクセス網の規格です。一本の光ファイバーを複数の加入者で共有するPON(受動光ネットワーク)方式を採用し、上り・下りともに最大10Gbpsの対称通信を実現します。
PONは光スプリッターという受動素子で光信号を分岐させる仕組みで、途中に電源を必要とする能動機器を置かないため、設備コストを抑えながら多数の加入者に光回線を提供できます。XGS-PONではOLT(局舎側装置)からONU(宅内側装置)まで単一の光ファイバーで最大32〜64戸を収容します。
既存の光アクセス規格との比較は以下のとおりです。
- GPON:下り2.5Gbps・上り1.25Gbps(非対称)
- XG-PON(10G-PON):下り10Gbps・上り2.5Gbps(非対称)
- XGS-PON:下り10Gbps・上り10Gbps(対称)
- 50G-PON:次世代規格として標準化中
XGS-PONはGPONと同じ光ファイバー設備を流用できるため、既存インフラへの投資を無駄にせず大容量化が図れます。日本では2.5Gbps・10Gbpsの高速光サービスの基盤として順次導入が進んでおり、クラウドゲーミングや8K映像配信、在宅勤務の拡大に伴う大容量需要に対応する次世代光アクセスの主力規格として位置づけられています。
使い方・例文
光回線の10Gbpsサービスに申し込む際、局舎側の設備にXGS-PONが採用されているかどうかが、上り下りの対称高速通信を享受できるかの鍵となります。
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