高松次郎とは?
たかまつじろう
高松次郎とは、戦後日本を代表する現代美術家で、「もの派」に先駆する概念的な表現と「影」の作品群で国際的に評価されています。
高松次郎(たかまつ・じろう、1936〜1998年)は、東京生まれの現代美術家です。東京藝術大学で油画を学んだ後、1960年代から前衛的な美術活動を展開しました。
最もよく知られる作品シリーズが「影」です。壁に人物や物体の影だけを描き、影を落とす「実体」を画面から消去することで、存在と不在、現実と表象の問題を問いかけました。この発想は当時きわめて独創的なものとして注目を集め、日本の概念芸術を先導する存在として評価されています。
高松の表現領域は多岐にわたります。
- 「影」シリーズ:平面作品で存在の不在を視覚化
- 「点」「線」「面」シリーズ:視覚の基本要素を哲学的に問い直す
- 立体作品:日常的な物体を使った概念的インスタレーション
- 言語と視覚の関係を探る実験的作品
読売アンデパンダン展やハイレッドセンターの活動にも参加し、同時代の前衛芸術家たちと交流しながら日本現代美術の基盤を築きました。1990年代には文化功労者として顕彰を受けるなど、日本の美術史において重要な位置を占める作家です。
使い方・例文
「高松次郎の名前は、戦後日本の現代美術を学ぶ際に必ず登場し、「影」シリーズは美術館の収蔵作品としても広く展示されています。」
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