青焼き(ブループリント)とは?
あおやき
青焼き(ブループリント)とは、感光紙に図面や原稿を密着させて紫外線を当て、青い線や白地の像を複写する複製技法のことです。
青焼き(ブループリント)とは、感光性の化学物質を塗布した用紙に原図を重ねて紫外線(太陽光や専用ランプ)を照射し、青色の線や白地の像を得る複写・複製技法です。建築・土木・機械設計などの製図分野で長く使われてきた方法です。
仕組みと原理
青焼きは「シアノタイプ(青写真)」と呼ばれる写真技法の一種で、鉄塩(クエン酸鉄アンモニウムと赤血塩など)が光に反応する性質を利用します。原図(トレーシングペーパーや半透明フィルム上の図面)を感光紙に重ね、強い光を当てると、光が当たった部分は化学反応を起こして青く発色し、原図の線で遮られた部分は感光されず白いまま残ります。その後、水で定着処理を行うと青い線が白地に残る「ジアゾ式」や、白線が青地に残る「シアノタイプ式」の複写が得られます。
用途と普及
青焼きは主に以下の場面で利用されました。
- 建築・土木設計図の複製(施工現場への配布)
- 機械部品の製作図・組立図の現場配布
- 印刷・製版工程での確認刷り(校正・版下確認)
現代における位置づけ
複写機・コピー機やCAD・デジタルプリンターの普及によって青焼きの実用はほぼ失われましたが、「青写真を描く」という慣用表現(計画や将来像を描くこと)として現代語に定着しています。印刷・製版の校正刷りを「青焼き」と呼ぶ習慣も業界によっては残っています。
使い方・例文
かつては建築の施工現場に設計図を配布する際、青焼き機を使って大量の青い図面を複製しました。現在では「将来の青写真を描く」という表現としてよく使われます。
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