電力取引所とは?
でんりょくとりひきじょ
電力取引所とは、電力を商品として売買する市場のことで、需要と供給に基づいて電力の価格が形成される場です。
電力取引所とは、電力を商品として売買するための市場(取引所)のことで、発電事業者と小売電気事業者などが電力の取引を行う場を指します。株式市場や商品取引所と同様に、需要と供給のバランスによって価格が決定されるのが特徴です。
日本では2003年に設立された日本卸電力取引所(JEPX)が中心的な役割を担っており、電力自由化の進展とともにその重要性が高まっています。取引の種類には、翌日の電力を取引するスポット市場、当日の需給調整に使う時間前市場、将来の一定期間の電力を取引する先渡市場などがあります。
電力取引所が持つ主な機能は以下です。
- 電力価格の市場原理による形成(透明性の確保)
- 余剰電力の有効活用と電力調達コストの最適化
- 新規参入事業者の電力調達手段の提供
- 再生可能エネルギーの市場への組み込み
電力市場の自由化が進む中、電力取引所は電力の公正な競争環境を整えるための重要なインフラとなっています。市場価格は需給の逼迫時に急騰することもあり、2021年冬には寒波によって取引価格が急上昇し社会的な注目を集めました。再生可能エネルギーの拡大とともに、電力取引所の役割はさらに重要性を増しています。
使い方・例文
電力会社が余剰電力を電力取引所に売却し、電力が不足している別の事業者がそこから購入することで、電力が効率よく融通される仕組みが機能しています。
この用語をシェア
最終更新: