陳省身とは?
ちんせいしん
陳省身は、20世紀を代表する中国系アメリカ人の数学者で、微分幾何学の発展に革命的な貢献をした現代数学の巨人です。
陳省身(チェン・シンシェン、英語名:Shiing-Shen Chern、1911〜2004年)は、中国浙江省生まれの数学者で、アメリカに帰化し、カリフォルニア大学バークレー校などで長く研究・教育に携わりました。
陳が最も大きな業績を残したのは微分幾何学の分野です。とりわけ「陳類(Chern classes)」と呼ばれる位相的不変量の理論は、現代数学・理論物理学の基礎をなす重要な概念として、ファイバー束の分類や4次元多様体の理論などに不可欠なものとなっています。
また「ガウス=ボネの定理」の高次元への一般化(陳=ガウス=ボネ定理)を確立し、位相幾何学と微分幾何学を橋渡しした功績も広く評価されています。こうした業績は、後の弦理論や素粒子物理学の数学的枠組みにも深く影響しています。
数学の最高栄誉の一つとされるウルフ賞を受賞し、晩年は中国・天津の南開大学に数学研究所を設立して後進の育成に貢献しました。20世紀数学に最も大きな影響を与えた人物の一人として、世界中の数学者から敬意を集めています。
使い方・例文
数学や物理学の専門的な文脈で「ファイバー束の理論には陳省身の陳類が不可欠だ」という形で言及されます。
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