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阿部信行とは?

あべのぶゆき

阿部信行は昭和期の日本の陸軍軍人・政治家で、第36代内閣総理大臣として第二次世界大戦前夜の難局に対応した人物です。

阿部信行(1875〜1953)は、石川県金沢市出身の陸軍軍人・政治家です。陸軍士官学校・陸軍大学校を卒業後、軍人として順調にキャリアを積み、陸軍大将にまで昇進しました。

1939年8月、欧州では第二次世界大戦が勃発しようとするまさに前夜に、第36代内閣総理大臣に就任しました。阿部内閣は日中戦争の長期化と欧州情勢の緊迫という二重の難局に直面しましたが、「欧州戦争不介入」の方針を掲げ、戦線拡大を抑制しようとしました。しかし国内政治の混乱や軍部との調整が難航し、わずか約5か月で内閣を総辞職することとなりました。

首相退任後の阿部は、朝鮮総督府の政務総監・朝鮮総督として赴任し、戦時末期の朝鮮統治にも関わりました。終戦後は極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯として起訴されましたが、証拠不十分として不起訴・釈放となり、その後公職追放を経て晩年を迎えました。

阿部信行の首相在任期間は極めて短く政治的遺産も限られますが、昭和戦前期の複雑な政軍関係を体現した人物として、日本近代史において重要な位置を占めています。

使い方・例文

昭和初期の歴代首相一覧を調べる際や、第二次世界大戦前夜の日本の政治史を学ぶ文脈で、阿部信行の名前が登場します。

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