金環日食とは?
きんかんにっしょく
金環日食とは、月が太陽を完全に隠しきれずに太陽の外縁がリング状に輝いて見える、日食の一種です。
金環日食(きんかんにっしょく)は、月が太陽の前を通過する際に、月の視直径が太陽の視直径より小さいために太陽を完全に覆えず、太陽の外縁がリング(金環)状に輝いて見える現象です。英語では「Annular Solar Eclipse(年輪状日食)」と呼ばれます。
日食には皆既日食・金環日食・部分日食の3種類があります。皆既日食では月が太陽を完全に覆いますが、金環日食では月の見かけの大きさが太陽よりも小さい状態で重なるため、中央部は暗くなるものの太陽の周囲に輝くリングが残ります。この違いは、月と地球の距離によって生じます。月は楕円軌道を描くため地球との距離が変化し、遠い位置にあるときは見かけが小さくなり金環日食になりやすくなります。
金環日食の主な特徴は以下のとおりです。
- 太陽の外縁が金色のリング状に見える
- 中心部(月の影)はかなり暗くなるが完全な暗黒にはならない
- コロナや紅炎は皆既日食ほど明確には見えない
- 金環が見える帯状地域(金環帯)は限られ、帯の外側では部分日食として観測される
金環日食の観測には遮光フィルターや日食専用グラスが必須で、肉眼での直視は失明の危険があります。日本では数十年に一度観測できる機会があり、2012年に国内の広い地域で金環日食が見られたことで広く注目されました。
使い方・例文
「2012年5月に日本の太平洋側を中心に金環日食が観測され、太陽が輝くリング状に見える珍しい天体ショーに多くの人が歓声をあげた」のように使われます。
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