逆さ合併とは?
さかさがっぺい
逆さ合併とは、未上場の企業が上場企業を実質的に買収・吸収することで証券市場への上場を果たす手法のことです。
逆さ合併(リバース・マージャー、Reverse Merger)とは、非上場企業が上場企業と合併する際に、規模や経営主体の面で非上場側が主導権を握り、実質的に上場企業の「外皮」を利用して株式市場への上場を実現する手法です。通常の合併とは主従が逆転しているため「逆さ合併」と呼ばれます。
通常、企業が株式を公開(IPO)するには、証券会社の引受審査・監査法人の審査・証券取引所の審査など、長い時間とコストがかかります。逆さ合併ではこれらの手続きを省略できるため、迅速かつ低コストで上場できると言われます。
逆さ合併の典型的な流れは以下のとおりです。
- 上場しているが実質的な事業がほとんどない「シェル会社」を買収する
- 非上場企業がシェル会社に資産・事業を移管する
- 登記・株主構成を変更し、非上場企業側が経営権を掌握する
- 既存の上場ステータスを引き継いで株式市場での取引が可能になる
ただし、情報開示が不十分なまま上場できてしまうリスクや、粉飾・詐欺的な利用の温床になる懸念も指摘されます。米国では過去に中国企業による不正な逆さ合併が相次ぎ問題となりました。近年はSPAC(特別買収目的会社)との組み合わせによる上場手法も注目されています。
使い方・例文
事業拡大を急ぐスタートアップが、休眠状態の上場企業を買い取り逆さ合併を行うことで、通常のIPO審査を経ずに市場での株式調達を実現するケースがあります。
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