輪入道とは?
わにゅうどう
輪入道とは、炎に包まれた巨大な車輪の中央に人間の顔が描かれた、日本の伝承に登場する恐ろしい妖怪です。
輪入道(わにゅうどう)は、日本の妖怪・怪異の伝承に登場する存在で、燃え盛る大きな車輪の中心に苦悶する人間の顔(または上半身)が嵌まり込んだような姿をしています。轟音を立てながら道を走り回り、見た者の魂や子どもを奪い去るとも言われ、特に江戸時代の怪談・随筆・絵本などに繰り返し描かれてきました。
その起源については諸説ありますが、生前に罪を犯した者が死後に変じた姿とも、地獄の使者ともされています。仏教的な業(カルマ)や因果応報の思想が反映されているとも解釈されており、「火の車」という地獄のイメージとの関連が指摘されます。
輪入道の伝承上の特徴をまとめると次の通りです。
- 燃える車輪と人間の顔という異形の姿
- 大きな轟音とともに夜道を疾走する
- 子どもや女性を連れ去るとされる恐怖の存在
- 「見るな」と忠告する声掛けの逸話が多い
江戸時代の絵師・鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にも描かれており、視覚的なインパクトの強い妖怪として現代のゲームや漫画にもしばしば登場します。日本の妖怪文化の中でも特に強い恐怖感を持つ存在として位置づけられています。
使い方・例文
江戸時代の怪談本には、夜道で輪入道に遭遇した旅人が「見るな」という声を無視して振り返り、魂を奪われたという話が記されています。
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