議員立法とは?
ぎいんりっぽう
議員立法とは、国会議員が自ら発案・提出して成立させる法律の制定方式のことです。
議員立法とは、内閣(政府)が提出する「閣法」に対して、国会議員が発議者となって国会に提出し、審議・可決される形で制定される法律のことです。日本国憲法第41条が規定する「国会は国の唯一の立法機関」という原則を体現する形態の一つです。
日本では法律の提出には一定数以上の議員の賛同が必要で、衆議院では議員20人以上、参議院では議員10人以上の賛成が必要です(予算を伴う場合はそれぞれ50人以上・20人以上)。提出された法案は委員会審査を経て本会議で採決されます。
議員立法には以下のような特徴と意義があります。
- 政府・省庁の意向に縛られず、議員独自の政策判断を反映できる
- 与野党が協力して超党派で立法することが多い
- 市民運動や当事者団体の声が政策化されやすい
- 特定の社会問題に迅速に対応できる場合がある
過去の議員立法の代表例としては、障害者差別解消法(2013年)、ヘイトスピーチ解消法(2016年)、動物愛護管理法の改正などがあります。日本では閣法が法案数の大半を占めており、議員立法は欧米議会に比べると成立数が少ないとも指摘されていますが、議会政治の活性化という観点から、議員立法の拡充を求める声も根強くあります。
使い方・例文
超党派の議員連盟が中心となって推進した発達障害者支援法や、与野党合意のもと成立したLGBT理解増進法などが、議員立法の典型的な事例として挙げられます。
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