自己監視とは?
じこかんし
自己監視とは、他者からどう見られているかを気にして、状況に合わせて自分の言動を意識的に調整しようとする心理的傾向です。
自己監視(self-monitoring)とは、社会心理学者マーク・スナイダーが1970年代に提唱した概念で、人が社会的場面で自分の行動・表現・印象を他者の反応に基づいてコントロールしようとする傾向のことです。
自己監視が高い人(高自己監視者)は、相手や状況に応じて柔軟に振る舞いを変え、場の空気を読む能力に優れています。一方、自己監視が低い人(低自己監視者)は、状況よりも自分の内的な価値観・態度・感情に従って行動し、一貫性が高いとされます。
両タイプにはそれぞれ特徴があります。
- 高自己監視者:社交的・適応力が高い・リーダーとして評価されやすい反面、本音を隠しやすく「八方美人」と見られることも
- 低自己監視者:自分の意見をはっきり述べる・誠実で一貫している反面、場の雰囲気に馴染みにくいことも
自己監視は職場環境・交渉・対人関係の満足度など多くの場面で研究されており、その傾向を測定する「自己監視尺度(Self-Monitoring Scale)」も開発されています。また、過度な自己監視は不安や疲弊につながることも指摘されており、自己監視のバランスが精神的健康に影響するとされています。
使い方・例文
初対面の場では誰もが会話の内容や表情を少し意識して調整しますが、これが強く・継続的に働いている状態が高い自己監視です。
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