群青とは?
ぐんじょう
鮮やかで力強い深い青色を指す伝統色で、天然ラピスラズリを原料とした顔料にも由来します。
群青(ぐんじょう)は、鮮やかで深みのある青色を指す日本の伝統色です。現代のカラーコードではやや紫みを帯びた濃い青に近く、英語のウルトラマリン(Ultramarine)に相当する色調です。
もともと群青はラピスラズリ(lapis lazuli、瑠璃)という半貴石を砕いて精製した天然顔料の名称でした。ラピスラズリはアフガニスタンなどが主産地で非常に高価であり、かつては金と同等かそれ以上の価値があるとされました。この顔料はルネサンス絵画ではマリア像の衣など最も重要な場所に使われ、東洋でも仏画・密教図像の彩色に用いられました。
日本には大陸経由で奈良時代以前に伝わり、正倉院宝物の彩色や薬師寺の仏像にも使われたとされます。江戸時代になると岩絵具としての群青が日本画の基本色として定着し、現在もプロの日本画家が天然・合成の群青顔料を使い続けています。
色のイメージとしては
- 格調・高貴・神秘のシンボル
- 天空・海原・宇宙を想起させる広大さ
- 力強く鮮やかで視覚的インパクトが大きい
紺青よりも明度が高く鮮やかで、より「輝くような」青という印象を持ちます。
使い方・例文
日本画の空や水の表現に使われる鮮やかな青が群青です。また「群青色の夜空」「群青の海」のように、深く輝く青を表す比喩表現としても文学や歌詞に登場します。
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