滑稽話とは?
こっけいばなし
滑稽話とは、落語・講談などの伝統芸能における演目の一区分で、笑いを中心に据えた軽妙・ユーモラスな内容の話のことです。
滑稽話(こっけいばなし)とは、主に落語の演目を分類する際に使われる呼称で、笑いや諧謔(かいぎゃく)を主軸に置いた演目の総称です。「おかしな話」「おどけた話」とも表現され、人情話や怪談噺などと対比される形で語られます。
落語における滑稽話の特徴として、登場人物のとぼけた言動・機転の利いた問答・勘違いや誤解から生まれるすれ違いなど、日常的な人間の可笑しさを描いた構成が挙げられます。「落ち(サゲ)」と呼ばれるオチで笑いを締めくくるのが一般的な形式です。
代表的な滑稽話の演目として以下のようなものが知られています。
- 寿限無:長い名前を巡るドタバタを描いた入門的な演目
- 時そば:そば屋での勘定をごまかす機転と失敗を描いた名作
- 饅頭こわい:逆説的な「怖いもの」を使った言葉遊びが軸の演目
- 青菜:武家言葉の言い換えをめぐる夫婦のやり取りを描く
滑稽話は、庶民の日常生活や人情・機知を題材にしており、江戸時代から庶民の娯楽として親しまれてきました。演者の語り口・間(ま)・身振りによって笑いの質が大きく変わるため、芸の深さが問われる分野でもあります。現代でも寄席や落語会の演目として定番の位置を占めています。
使い方・例文
落語の高座では、まず軽い滑稽話で観客を温めてから、重厚な人情話へと流れを作ることがあります。初心者向けの落語入門でも、親しみやすさから滑稽話が最初に取り上げられることが多いです。
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