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油粕とは?

あぶらかす

菜種や大豆などの植物性油脂を搾った後に残る固形の搾りかすで、江戸時代から農業用肥料として広く利用されてきました。

油粕(あぶらかす)とは、植物の種子から油を搾り取った後に残る固形の副産物です。菜種・大豆・ごま・綿実などから油を採取する際に生じ、古くから農業用の肥料として利用されてきました。

油粕には窒素リン酸カリウムなどの植物が必要とする栄養素が含まれており、特に窒素分が豊富です。土壌に混ぜ込むと微生物によって分解され、植物が吸収しやすい形の養分に変わります。化学肥料が普及する以前の日本農業において、油粕は金肥(かねごえ)と呼ばれる購入肥料の代表格であり、生産性向上に大きく貢献しました。

江戸時代には、大坂(現在の大阪)を中心とした流通網を通じて全国に販売され、農業の商品経済化を促進した重要な物資でもありました。菜種油の生産拡大に伴い、油粕の供給量も増え、近畿地方や関東地方の農村で広く使われるようになりました。

現代では有機農業・家庭菜園用の肥料として引き続き利用されており、市販の有機肥料の原料としても用いられています。液肥(油粕を水に溶かしたもの)として使う方法も一般的です。

使い方・例文

「江戸時代の農民は油粕を購入して田畑に施し、収穫量を増やした」「家庭菜園で野菜を育てる際に油粕を元肥として土に混ぜる」といった場面で登場します。

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