根岸英一とは?
ねぎしえいいち
根岸英一とは、有機合成化学における「根岸カップリング」を開発し、2010年にノーベル化学賞を受賞した日本の化学者です。
根岸英一(ねぎし えいいち、1935〜2021年)は、日本の有機化学者です。満洲(現・中国)長春生まれで、東京大学工学部卒業後、米国パデュー大学で博士号を取得しました。その後パデュー大学の教授として研究を続けました。
最大の業績は「根岸カップリング」の開発です。これは有機亜鉛化合物とパラジウム触媒を用いて、異なる炭素同士を効率よく結合させる有機合成反応です。この反応は、以下のような特性を持ちます。
- 温和な条件で高い反応性を示す
- 官能基の許容範囲が広い
- 医薬品や農薬、電子材料の合成に応用できる
この業績により、2010年にリチャード・ヘック、鈴木章とともにノーベル化学賞を共同受賞しました。根岸カップリングは現代の医薬品製造において欠かせない反応となっており、例えば抗がん剤やビタミン合成など実用面での貢献が極めて大きい技術です。
2021年に85歳で逝去するまで研究を続け、後進の育成にも尽力しました。
使い方・例文
有機化学の授業や製薬業界の解説記事で、「クロスカップリング反応」の文脈に根岸英一の名前と根岸カップリングが登場します。
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