末梢静脈留置カテーテルとは?
まっしょうじょうみゃくりゅうちかてーてる
末梢静脈留置カテーテルとは、腕や手の静脈に短時間〜数日間留置し、輸液・薬剤投与・採血を行うための細い管状の医療デバイスです。
末梢静脈留置カテーテル(Peripheral Intravenous Catheter、略称:PIVCまたは点滴留置針)とは、腕・手の甲・前腕など末梢の静脈に穿刺・留置して、輸液・薬剤・血液製剤の投与や採血を行うための細い軟性カテーテルです。医療現場で最も頻繁に使用される静脈アクセスデバイスのひとつです。
構造は、外套となる軟らかいプラスチック製カテーテルと、穿刺時に内部に通す金属針(スタイレット・内針)で構成されています。穿刺後にスタイレットを抜去し、カテーテルのみを静脈内に留置します。留置後はテープや固定フィルムで皮膚に固定され、輸液ラインと接続されます。
末梢静脈留置カテーテルに関する主なポイントは以下のとおりです。
- 留置期間:一般的に72〜96時間ごとの交換が推奨されるが、臨床症状に応じて判断される
- 合併症:静脈炎(発赤・腫脹・疼痛)、浸潤(組織への漏れ)、感染、閉塞などが生じうる
- 穿刺部位の選択:手関節より中枢側の前腕部が推奨されることが多い
- サイズ表記:ゲージ(G)で表され、数値が大きいほど細い(22G・20G・18Gなど)
シンプルな構造ながら適切な管理を怠ると合併症リスクが高まるため、定期的な穿刺部位の観察と、不要になり次第の早期抜去が感染予防の観点から推奨されます。
使い方・例文
病院に入院した患者の腕に看護師が細い針を刺し、その後に針を抜いて柔らかいチューブだけを留めておくことで点滴を継続できるようにするデバイスが末梢静脈留置カテーテルです。
この用語をシェア
最終更新: