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月桂樹の実とは?

げっけいじゅのみ

地中海沿岸原産の常緑樹・月桂樹が結ぶ小さな黒紫色の核果で、古来より香辛料や薬用に用いられてきました。

月桂樹の実は、クスノキ科の常緑高木ゲッケイジュ(Laurus nobilis)が秋に結ぶ小さな核果(直径1〜1.5cm程度)です。熟すと黒紫色になり、内部に1個の大きな種子を持ちます。地中海沿岸を原産地とし、古代ギリシャローマでは勝利や名誉の象徴として用いられてきた植物の果実でもあります。

月桂樹の実には精油成分(主に1,8-シネオール・リナロールなど)が豊富に含まれており、独特のスパイシーかつ甘みのある香りが特徴です。伝統的に料理の風味付けには葉(ローリエ)が広く使われますが、実も乾燥させてスパイスとして利用されます。中東・北アフリカ料理では実を乾燥粉末にしてスパイスブレンドに加えるほか、オリーブオイルや石鹸の原料としても用いられます。

薬用・民間療法の観点からも長い歴史を持ち、消化促進・抗菌・抗炎症の効果が伝えられています。ただし現代医学で臨床的に確立されているわけではなく、用途は補完的なものにとどまります。また月桂樹の実を搾って得られる月桂実油(ローレル油)は、地中海地方の伝統的な石鹸「アレッポ石鹸」の主要原料として著名です。

観賞用・園芸用途でも月桂樹は人気が高く、庭木やトピアリー(刈り込み細工)として広く栽培されています。

使い方・例文

地中海料理のスープや煮込み料理に月桂樹の実を乾燥させて加えると、葉(ローリエ)とは異なるより濃厚な香りと風味を料理に与えることができます。

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