放射年代測定とは?
ほうしゃねんだいそくてい
放射年代測定とは、岩石や鉱物に含まれる放射性同位体の崩壊を利用して地質学的な年代を定量的に求める手法で、地球科学の根幹をなす年代決定法です。
放射年代測定とは、放射性同位体が一定の速度(半減期)で別の安定同位体へと崩壊する性質を利用し、岩石・鉱物・化石などが形成されてからの経過時間を求める方法です。放射性核時計とも呼ばれます。
放射性同位体は時間とともに一定の割合で減少し、親核種が娘核種へと変化します。試料中の親核種と娘核種の比率を測定し、既知の半減期を用いることで形成年代を計算します。
代表的な放射年代測定法には次のものがあります。
- ウラン・鉛法(U-Pb法):ジルコンなどに適用。億年単位の古い岩石や地球の年齢測定に有効
- カリウム・アルゴン法(K-Ar法):火山岩・変成岩に広く適用。数万年〜数十億年に対応
- ルビジウム・ストロンチウム法(Rb-Sr法):花崗岩など広範な岩石に利用可能
- 炭素14法(14C法):有機物・貝殻などに適用。対象は約5万年以内
放射年代測定は地球の年齢(約46億年)の確定、地質年代表の構築、プレート運動速度の算出など、現代の地球科学・考古学の基盤として不可欠な手法です。測定精度は分析技術の向上とともに年々高まっています。
使い方・例文
南アフリカのジャック・ヒルズで発見されたジルコン結晶のU-Pb年代測定により、約44億年前という地球上で最古の鉱物年代が確定されました。岩石の絶対年代を知るために幅広い地質調査で用いられます。
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