抑速ブレーキとは?
よくそくぶれーき
抑速ブレーキとは、長い下り坂でも列車の速度が一定以上に上がらないよう自動的に制動力を加え続けるブレーキシステムのことです。
抑速ブレーキ(よくそくブレーキ)は、主に鉄道車両に搭載されるブレーキシステムのひとつで、長い下り勾配を走行中に速度が設定値を超えないよう自動的に制動力を維持する機構です。「定速制御」や「勾配ブレーキ」とも呼ばれます。
通常のブレーキは運転士が意図的に操作して速度を落とすものですが、長い下り坂では重力加速度により列車が継続的に加速します。この場合、運転士が常にブレーキをかけ続けなければならず、ブレーキの摩耗や発熱(フェード現象)が問題になります。抑速ブレーキはこの問題を解決するために開発されました。
主な方式には以下があります。
- 電気ブレーキ(発電ブレーキ・回生ブレーキ):モーターを発電機として使い電気抵抗で制動する方式。電力を回収する回生タイプもある
- 渦電流ブレーキ:電磁力を使ってレールとの間に制動力を発生させる方式
- 空気ブレーキ併用型:上記に加え空気ブレーキも組み合わせる方式
山岳路線や急勾配の多い路線で特に重要な技術であり、乗客の安全確保と運転士の負担軽減に大きく貢献しています。
使い方・例文
急峻な山間部を走る登山電車や特急列車では、長い下り区間で抑速ブレーキが自動的に働き、速度を一定に保ちながら安全に走行します。
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