懐中時計とは?
かいちゅうどけい
懐中時計とは、ポケットや懐に入れて携帯するタイプの時計で、腕時計が普及する以前に広く使われた携帯用時計の代表的な形態です。
懐中時計(かいちゅうどけい)は、ポケットや懐(ふところ)に収めて持ち歩くことを前提に設計された携帯用時計です。英語では「ポケットウォッチ(pocket watch)」とも呼ばれます。
懐中時計の歴史は16世紀のヨーロッパにさかのぼります。当初は球形や卵形の大きな形でしたが、機械技術の進歩とともに薄型・小型化が進み、18〜19世紀には紳士・淑女の必需品として広く普及しました。チェーン(時計鎖)でベストやズボンのポケットに固定するスタイルが定番で、蓋付きの「ハンターケース」と蓋なしの「オープンフェイス」の2種類が代表的な形式です。
20世紀に入り、第一次世界大戦の頃から腕時計が実用的な携帯時計として台頭すると、懐中時計の需要は急速に縮小しました。戦場での両手の自由や、素早い時刻確認のしやすさが腕時計の普及を後押ししたと言われています。
現代においては、懐中時計は実用品というよりもコレクターズアイテムやファッション小物として愛好されています。アンティーク懐中時計は時計愛好家の間で高い人気を誇り、スイスの高級時計メーカーも懐中時計の製造を続けています。
使い方・例文
ヴィクトリア朝を舞台にした映画や小説で、紳士がベストのポケットからチェーン付きの時計を取り出して時刻を確認するシーンに登場します。
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