形数とは?
けいすう
形数とは、立木や丸太の体積を正確に算出するために用いる補正係数で、円柱との体積比を表す林業上の重要な指標です。
形数(けいすう)とは、樹木の幹が完全な円柱ではなく先細りの形状をしていることを考慮して、実際の材積(体積)を求めるために使う補正係数です。林業・森林管理において材積計算の精度を高める際に不可欠な概念です。
基本的な考え方として、もし樹木の幹が根元から梢まで同じ太さの完全な円柱であれば、体積は「断面積×樹高」で計算できます。しかし実際の幹は上に向かって細くなるため、この単純な計算では過大な体積が出てしまいます。そこで実際の体積を「胸高断面積(地上高約1.3mの位置の断面積)×樹高×形数」という式に当てはめて算出します。
形数は主に以下のように分類されます。
- 胸高形数: 胸高部位の断面積を基準とした最も一般的な形数
- 絶対形数: 幹の特定の断面積を基準とした形数
- 正形数: 樹高の一定比率の位置を基準とした形数
形数の値は樹種・樹齢・生育環境によって異なり、一般的にスギやヒノキなどの針葉樹では0.45前後とされます。正確な材積把握は木材の生産量予測、森林の炭素吸収量計算、適切な間伐計画の立案などに直接関わるため、林業経営・森林調査において形数の理解は欠かせません。
使い方・例文
スギ林の立木調査で胸高直径と樹高を測定した後、形数を掛け合わせることで、各木の材積をより正確に推定し、収穫量の見積もりに活用します。
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