小林誠とは?
こばやしまこと
小林誠とは、CP対称性の破れの起源を説明する「小林・益川理論」を提唱した日本の物理学者で、2008年にノーベル物理学賞を受賞した科学者です。
小林誠(こばやし まこと、1944年生まれ)は、愛知県名古屋市出身の日本の素粒子物理学者です。京都大学理学部を卒業後、同大学院で益川敏英とともに研究を進め、素粒子物理学の根本的な謎に取り組みました。
1973年に益川敏英と共同で発表した「小林・益川理論」が最大の業績です。この理論は、宇宙の誕生時に物質と反物質がほぼ同量生成されたはずなのに、なぜ現在の宇宙が物質で満ちているのか(CP対称性の破れ)を説明するものです。クォークが少なくとも3世代6種類存在することを予言し、その後の実験により理論の正しさが確認されました。
小林・益川理論の意義は以下の点に集約されます。
- 宇宙の物質優位性の起源を理論的に説明
- 第3世代クォーク(トップ・ボトム・チャーム・ストレンジ)の存在を予言
- 標準模型の完成に大きく貢献
- 後の素粒子加速器実験で理論の正確さが実証
2008年、南部陽一郎・益川敏英とともにノーベル物理学賞を受賞しました。高エネルギー加速器研究機構(KEK)でも長く研究・教育に携わり、日本の素粒子物理学を世界水準に押し上げた第一人者です。
使い方・例文
物理学の教科書や科学ニュースで「小林・益川理論に基づく実験がCERNで行われた」という形で言及され、ノーベル賞の文脈でも頻繁に名前が登場します。
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