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益川敏英とは?

ますかわとしひで

益川敏英とは、日本の理論物理学者で、CP対称性の破れのメカニズムを解明した「小林・益川理論」により2008年にノーベル物理学賞を受賞した科学者です。

益川敏英(ますかわ としひで、1940年〜2021年)は、愛知県名古屋市出身の理論物理学者で、素粒子物理学の分野で世界的な業績を残した人物です。京都大学で長年研究・教育に携わり、素粒子の基本的な性質の解明に生涯を捧げました。

益川敏英の最大の業績は、1973年に同僚の小林誠とともに発表した小林・益川理論です。この理論は、宇宙の物質と反物質の非対称性(CP対称性の破れ)を説明するために、クォークが少なくとも6種類存在しなければならないことを数学的に示したものです。当時知られていたクォークは3種類だったため、予言として発表された6種類のクォークはその後の実験で次々と発見され、理論の正しさが実証されました。

益川敏英の研究と人物像の特徴は以下のとおりです。

  • 2008年にノーベル物理学賞を小林誠・南部陽一郎と共同受賞
  • 英語が不得意であることを公言し、日本語のみで研究活動を展開
  • 平和運動・反核運動にも積極的に関与した市民的知識人
  • 京都産業大学・名古屋大学素粒子宇宙起源研究所などで後進を育成

益川敏英は、純粋な知的好奇心から生まれた理論が宇宙の成り立ちを解明する鍵となった例として、基礎科学の重要性を象徴する存在です。2021年に逝去しました。

使い方・例文

「益川敏英の小林・益川理論は、理論物理学が実験に先行して宇宙の謎を解明した好例として、科学教育の場でも紹介されます。」

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