宸翰とは?
しんかん
宸翰とは、天皇が自ら筆を執って書いた文書や書跡のことで、皇位の権威を示す極めて格式の高いものです。
宸翰(しんかん)とは、天皇が直接執筆した文書・書状・和歌・書跡の総称です。「宸」は天子・天皇を意味する漢語であり、「翰」は筆・文書を意味することから、「天皇自筆の文書」という意味になります。
宸翰は、臣下への命令や恩典を伝える公式文書だけでなく、天皇が個人的に詠んだ和歌や書き残した書跡も含まれます。天皇が直筆で書くこと自体が最高の権威と格式を示すため、宸翰を受け取ることは臣下にとって並外れた名誉とされました。
歴史上の著名な宸翰としては、後白河法皇・後鳥羽上皇・後醍醐天皇などが書いたものが伝わっており、国宝や重要文化財に指定されているものも少なくありません。内容は政治的な命令書から、仏教への帰依を示す願文、和歌の色紙まで多岐にわたります。
現代では博物館・宮内庁書陵部などに保管され、歴史学・書道史・国文学の研究において一級の資料として扱われています。
使い方・例文
博物館の特別展で後鳥羽上皇の宸翰が公開されると、天皇直筆という希少性から多くの研究者や書道愛好家が注目します。
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