地球同期軌道とは?
ちきゅうどうききどう
地球同期軌道とは、人工衛星の公転周期が地球の自転周期(約24時間)と一致する軌道のことです。
地球同期軌道(Geosynchronous Orbit、GSO)とは、衛星が地球を一周する時間が地球の自転周期(約23時間56分)と等しくなる軌道を指します。赤道上空約3万5786キロメートルの高度に位置します。
地球同期軌道には大きく2種類があります。
- 静止軌道(GEO):赤道面上を円軌道で飛行し、地上から見て常に同じ位置に止まって見える軌道
- 傾斜地球同期軌道:赤道に対して傾きがあり、地上から見ると「8の字」を描くように動く軌道
静止軌道はテレビ放送・気象観測・通信中継などに広く使われており、ひとつの衛星で地球表面の約3分の1をカバーできます。3機の衛星を適切に配置すれば、ほぼ全世界をカバーすることが可能です。
一方、高度が高いため電波の遅延(往復で約0.5秒)が生じやすく、リアルタイム通信には不向きな面もあります。また、軌道上の「スロット」は限られた資源であり、国際電気通信連合(ITU)によって管理・調整されています。
使い方・例文
気象衛星「ひまわり」や放送衛星(BS)は地球同期軌道(静止軌道)に置かれており、地上のアンテナを動かさずに常時同じ方向を向けるだけで通信・受信できます。
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