収量比数とは?
しゅうりょうひすう
収量比数とは、実際の林分の材積が同齢・同樹種の基準林分に対してどの割合であるかを示す林業上の指標です。
収量比数(しゅうりょうひすう)とは、ある林分(森林の一区画)の単位面積あたり材積が、同じ樹種・同じ年齢における基準林分(収量表の標準林分)の材積に対して占める割合を示す数値です。通常0から1の間の値をとり、1に近いほど立木密度が高く生産力の高い状態であることを示します。
収量比数は林分の相対的な混み具合を評価するために使われ、間伐の要否や時期・強度を判断する際の重要な基準となります。一般的に収量比数が0.7〜0.9程度に維持されるよう管理するのが望ましいとされており、これを下回ると林分が疎になりすぎて材積成長が鈍化し、上回りすぎると過密による枯れ木(自然枯死)が増加します。
具体的な活用場面としては次のようなものがあります。
- 間伐計画の立案(どの林分を優先的に間伐するか)
- 施業履歴の評価(過去の管理が適切だったかの確認)
- 収穫予測の補正(地位指数と組み合わせた材積推定)
収量比数は地位指数(立地の生産力を示す指標)と並んで森林の生長を把握する基本的な指標であり、持続可能な森林経営を実現するうえで欠かせない概念です。
使い方・例文
収量比数0.85のスギ林では基準林分の85%の材積が蓄積されており、この値を参考に間伐の強度や実施時期を決定します。
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