六角鬼丈とは?
ろっかくきじょう
六角鬼丈とは、彫刻的・造形的な建築表現で知られる日本の建築家で、東京藝術大学を拠点に教育と実践の両面で活躍した人物です。
六角鬼丈(ろっかく きじょう、1941〜2019年)は、日本の建築家です。東京藝術大学建築科を卒業・修了後、同大学で長年にわたり教鞭を執りながら、建築設計事務所「六角鬼丈計画工房」を主宰しました。
その建築は、有機的で彫刻的なフォルムと素材の質感を重視した造形表現が特徴です。コンクリートや石といった重厚な素材を用いながら、しばしば生命的・呪術的とも評される独特の空間を生み出しました。建築を「理性の産物」としてではなく、より根源的な身体感覚や象徴性に結びついたものとして捉える姿勢が、作風の底流にあります。
代表作には「滋賀県立陶芸の森」や「東京藝術大学関連施設」などがあります。また、能舞台や神社仏閣の設計にも携わり、日本の伝統的空間と現代建築の接点を探り続けました。
後進の育成においても多大な影響を与え、藝大で学んだ建築家の多くが六角から大きな刺激を受けたと語っています。日本の建築界において、主流の合理主義とは異なる表現の可能性を切り開いた存在として記憶されています。
使い方・例文
「六角鬼丈が設計した建物は、その彫刻的な造形と重厚な素材感から、建築の教科書で「日本の有機的建築の一例」として紹介されることがあります。」
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