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伊東深水とは?

いとうしんすい

伊東深水とは、大正から昭和にかけて活躍した日本画家・版画家であり、美人画の第一人者として名高い人物です。

伊東深水(いとう しんすい、1898〜1972年)は、東京出身の日本画家・浮世絵師です。本名は伊東雅三といいます。幼少期から絵の才能を示し、13歳で鏑木清方に師事して日本画の修行を積みました。師の清方とともに、近代的な美人画の系譜を形成した代表的な画家として位置づけられています。

深水の画風は、柔らかく繊細な線描と、女性の情感を詩情豊かに表現した点が特徴です。大正期には新版画運動に参加し、渡邊庄三郎の出版元から多くの木版画を発表しました。これらの作品は海外でも高い評価を受け、「新版画」を世界に広める一翼を担いました。

昭和に入ってからも旺盛な制作活動を続け、日本画壇の重鎮として活躍しました。代表作には「指」「朝涼」「湯上り」などがあります。また、版画作品「雪の朝」「対鏡」なども広く知られています。

弟子の育成にも力を注ぎ、多くの優れた日本画家を世に送り出しました。晩年まで精力的に制作を続け、近代日本美術の発展に大きく貢献した人物として評価されています。1972年に文化功労者として顕彰されました。

使い方・例文

日本の近代美人画や新版画の文脈で、鏑木清方と並び称される画家として美術館の解説や教科書に登場します。

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