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中平康とは?

なかひらこう

1950〜60年代日本映画界で独自のスタイリッシュな演出を貫いた、日活を代表する映画監督です。

中平康(なかひら こう、1926〜1978年)は、戦後日本映画の黄金期を代表する映画監督の一人です。東京帝国大学文学部を卒業後、日活に入社し、助監督を経て1956年に「狂った果実」で監督デビューを果たしました。

「狂った果実」は石原慎太郎原作を映像化した作品で、太陽族映画の先駆けとして大きな話題を集めました。ジャン=リュック・ゴダールをはじめとするフランスのヌーヴェルヴァーグ監督たちからも高く評価され、中平は国際的な知名度を獲得します。その演出スタイルは、スピーディーな編集・斜めアングルの多用・都市的な感覚に満ちており、後進の映画人にも大きな影響を与えました。

日活在籍中は裕次郎映画や青春映画を数多く手がける一方、香港映画界にも活躍の場を広げ、1960年代後半にはショウ・ブラザーズでの演出も行いました。代表作には「狂った果実」「紅の翼」「誰よりも君を愛す」などがあります。

晩年は映画制作の機会が減少しましたが、スタイリッシュな映像感覚と娯楽性を高次元で融合させた功績は、日本映画史において今も重要な位置を占めています。1978年に死去。

使い方・例文

「映画史を学ぶ授業では、中平康の『狂った果実』が日本版ヌーヴェルヴァーグの先駆けとして取り上げられることが多い。」

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