上方歌舞伎とは?
かみがたかぶき
上方歌舞伎とは、京都・大阪(上方)を中心に発展した歌舞伎のスタイルで、江戸歌舞伎と比べて写実的・優美な表現を特徴とする伝統芸能です。
上方歌舞伎(かみがたかぶき)は、近畿地方の京都・大阪を中心とする「上方」で発展した歌舞伎のジャンルです。歌舞伎は17世紀初頭に京都で出雲阿国が始めたとされており、その後京都・大阪と江戸のそれぞれで独自の進化を遂げました。
上方歌舞伎の特徴としては以下が挙げられます。
- 写実的・繊細な演技様式:荒事(あらごと)を得意とした江戸歌舞伎に対し、上方は「和事(わごと)」と呼ばれる柔らかく優美な演技スタイルが発達した
- 義太夫狂言の重視:人形浄瑠璃の義太夫節を取り入れた演目が多く、音楽性が高い
- 大道具・演出の精巧さ:「廻り舞台」の早い発展など、舞台機構の革新も上方から始まった面がある
代表的な上方歌舞伎の家系としては、初代から続く坂田藤十郎(和事の名手として知られる)の系統が挙げられます。上方歌舞伎は江戸時代に全盛期を迎えましたが、明治以降は東京(旧江戸)を中心とした歌舞伎が主流となり、上方歌舞伎は一時衰退しました。しかし近年は大阪の松竹座や国立文楽劇場での公演を通じて復興・普及が進んでいます。
使い方・例文
「上方歌舞伎の和事は、江戸の豪快な荒事とは対照的に、しなやかで情感豊かな演技が見どころで、大阪・京都の町人文化を色濃く反映している。」
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