ヴォーン・ジョーンズとは?
ゔぉーんじょーんず
ヴォーン・ジョーンズは、ニュージーランド出身の数学者で、結び目理論に革命をもたらした「ジョーンズ多項式」の発見により1990年にフィールズ賞を受賞しました。
ヴォーン・フレデリック・ランドール・ジョーンズ(Vaughan Frederick Randal Jones、1952〜2020年)は、ニュージーランド出身の数学者で、カリフォルニア大学バークレー校などで教授を務めました。作用素環論と低次元位相幾何学の間に予期せぬ架け橋を発見し、数学の歴史に名を刻みました。
ジョーンズの最大の業績は1984年に発見した「ジョーンズ多項式」です。これは結び目(ひもの結び方)を区別するための不変量のひとつで、従来の結び目不変量とはまったく異なる方法で導き出されました。驚くべきことに、この発見は結び目理論の文脈から始まったものではなく、フォン・ノイマン環と呼ばれる抽象的な作用素環の研究中に偶然に見出されたものです。
ジョーンズ多項式はそれ以前の古典的な不変量(アレクサンダー多項式など)では区別できなかった結び目を識別することができ、位相幾何学に大きな衝撃を与えました。さらに、この理論は統計力学や量子場理論とも深い関係があることが明らかになり、数学と物理学の交差点として多くの研究を生み出しています。
1990年のフィールズ賞受賞理由は「作用素環と低次元位相幾何学における根本的な発見」とされています。量子コンピューティングの理論基盤にもつながる業績として、現在も影響を与え続けています。
使い方・例文
結び目理論や位相幾何学の解説、あるいは数学と物理学の意外なつながりを紹介する文脈でヴォーン・ジョーンズの名前が登場します。
この用語をシェア
最終更新: