ロベルト・ブンゼンとは?
ろべると・ぶんぜん
ロベルト・ブンゼンとは、分光分析法の確立や実験用バーナーの改良で知られ、近代化学・分析化学の発展に大きく貢献したドイツの化学者です。
ロベルト・ヴィルヘルム・ブンゼン(Robert Wilhelm Bunsen、1811〜1899年)は、ドイツ・ゲッティンゲン生まれの化学者で、実験化学の分野に多大な足跡を残した人物です。ハイデルベルク大学で長年教鞭を取り、多くの優秀な化学者を育てた教育者でもありました。
ブンゼンの名を現在も広く知らしめているのはブンゼンバーナーです。ただし、バーナー自体はブンゼンの完全な発明ではなく、実験室技術者のピーター・デザガとともに改良・普及させたものです。空気と燃料ガスを適切に混合することで、温度が安定した青い炎を得られるこのバーナーは、化学実験に不可欠な道具として世界中の実験室で使われるようになりました。
しかし、ブンゼンの最も重要な学術業績は、物理学者グスタフ・キルヒホフとともに確立した分光分析法(1859〜1860年頃)です。物質を高温で燃焼させると特定の波長の光を発し、その光のスペクトルパターンが元素ごとに固有であることを明らかにしました。この方法によりブンゼンとキルヒホフはセシウム(1860年)とルビジウム(1861年)という新元素を相次いで発見しました。分光分析は、遠く離れた天体の化学組成を調べる天体分光学にも応用され、宇宙の物質組成解明に道を開きました。
使い方・例文
化学の授業や実験室で「ブンゼンバーナー」という形で日常的に接するほか、元素の発見史や分析化学の歴史を学ぶ場面でも登場します。
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