ロイド・シャプレーとは?
ろいど・しゃぷれー
ロイド・シャプレーはアメリカの数学者・経済学者で、安定マッチング理論とシャプレー値の考案者として知られ、2012年にノーベル経済学賞を受賞しました。
ロイド・シャプレー(Lloyd S. Shapley、1923〜2016年)はアメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれの数学者・経済学者です。プリンストン大学やランド研究所でゲーム理論の発展に貢献し、後にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の教授を務めました。2012年にアルビン・ロスとともにノーベル経済学賞を受賞しました。
シャプレーの業績で最もよく知られるのは二つです。第一に、1962年にデービッド・ゲールとともに発表したゲール=シャプレーのアルゴリズム(安定マッチング)です。このアルゴリズムは「安定した結婚問題」として定式化され、二グループ間でお互いの希望順位に基づいて誰もが不満を持たないペアリングを求める手法を与えます。現在も大学入試・就職マッチング・医師配属など多くの場面で使われています。
第二に、シャプレー値です。これは協力ゲームにおいて、各プレイヤーが連合に加わることで生み出す限界的な貢献を平均的に評価し、公正な利益分配額を計算する方法です。シャプレー値は公平性の公理から一意に導かれ、費用分担・政治的投票力・AI(機械学習の解釈可能性)などに幅広く応用されています。
使い方・例文
「ゲール=シャプレーのアルゴリズムは、医学部と研修医のマッチングに使われており、誰もが自分より望ましい組み合わせに移りたいと思わない『安定した』配属を保証します」のように紹介されます。
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