本文へスキップ

レジナルド・アルノット・クロードとは?

れじなるどあるのっとくろーど

レジナルド・アルノット・クロードは、細胞内の小器官を分画・精製する技術(細胞分画法)を開発し、細胞生物学の実験基盤を確立した、1974年ノーベル生理学・医学賞受賞のベルギー系アメリカ人生物学者です。

アルベール・クロード(Albert Claude、1899〜1983年)は、ベルギー出身の細胞生物学者で、長くアメリカロックフェラー大学(当時ロックフェラー医学研究所)で研究を行い、その後ベルギーに戻りました。正式な名前は「アルベール・クロード」ですが、資料によっては「レジナルド・アルノット・クロード」の形で参照されることがあります。

クロードの革命的な業績は、「細胞分画法(cell fractionation)」の開発です。それまで細胞の内部構造はほとんどが顕微鏡での観察にとどまっていましたが、クロードは遠心分離機を使って細胞を壊した後に、回転速度を段階的に変えることで核・ミトコンドリア・リボソーム・細胞質などを分離・精製する方法を確立しました。

これにより、各小器官を単離して生化学的に分析することが可能になり、ミトコンドリアがATP産生の場であることや、リボソームがタンパク質合成を担うことなど、細胞内分業の実態が明らかになりました。さらにクロードは電子顕微鏡を生物学に応用し、細胞内微細構造を可視化することにも成功しました。

  • 差動遠心分離法による細胞分画法の確立
  • ミトコンドリア・リボソームの単離と機能解析
  • 電子顕微鏡の細胞観察への応用
  • ジョージ・パラーデ、クリスチャン・ド・デューブとともに1974年ノーベル生理学・医学賞を受賞

使い方・例文

生化学の実験でミトコンドリアを取り出して酵素活性を測る際、その実験手法の原型を作ったのがクロードの細胞分画法です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語