リチャード・アヴェドンとは?
りちゃーど・あゔぇどん
リチャード・アヴェドンとは、ファッション写真と肖像写真の両分野で20世紀を代表するアメリカの写真家です。
リチャード・アヴェドン(1923〜2004年)は、ニューヨーク出身のアメリカ人写真家です。ファッション誌と芸術写真の双方で卓越した業績を残し、写真を単なる記録から芸術へと高めた人物として評価されています。
17歳で写真を独学し、第二次世界大戦中に海軍で身分証明写真の撮影を担当したことが転機となりました。戦後は「ハーパーズ・バザー」誌の専属カメラマンとなり、その後「ヴォーグ」誌でも長く活躍しました。彼のファッション写真は、モデルをスタジオ内で静止させるのではなく、躍動感と感情を引き出す演出で業界に革新をもたらしました。
アヴェドンの特徴的な手法は次の点に現れます。
- 白い背景(ホワイトバックグラウンド)の使用による被写体への集中
- 大判カメラによる精細な肖像撮影
- 被写体の内面を引き出す対話的なアプローチ
肖像写真でも名声を博し、アイゼンハワー、マリリン・モンロー、トルーマン・カポーティなど著名人を数多く撮影しました。晩年は「ニューヨーカー」誌の専属写真家となり、2004年にロケ撮影中に脳出血で急逝しました。映画『パリの恋人』(1957年)の主人公のモデルともいわれ、ポップカルチャーへの影響も大きい人物です。
使い方・例文
ファッション写真の授業や写真史の解説で、「白バックの肖像写真といえばアヴェドン」と紹介される場面で登場します。
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