ユーホ・パラスマとは?
ゆーほぱらすま
ユーホ・パラスマとは、フィンランドを代表する建築家・思想家で、身体的感覚と建築経験の関係を論じた著作「肌の建築」で世界的に知られます。
ユーホ・パラスマ(Juhani Pallasmaa、1936年生まれ)は、フィンランドの建築家・教育者・建築評論家です。ヘルシンキ工科大学(現アールト大学)で建築を学び、後に同大学の教授・学部長を務めました。建築実務と並行して、建築と人間の知覚・身体経験をめぐる思想を深め、世界各地で講義や著述活動を行っています。
パラスマが国際的に注目を集めた最大の理由は、1996年に出版した著書「肌の建築——建築と感覚(The Eyes of the Skin: Architecture and the Senses)」にあります。この書で彼は、近代建築が視覚偏重に陥っていると批判し、触覚・聴覚・嗅覚・身体感覚といった多感覚的な体験が建築空間には不可欠であると論じました。
パラスマの建築思想の主な要点は以下の通りです。
- 視覚中心主義への批判と多感覚的建築体験の重視
- 素材の質感・光の陰影・音響が空間の質を決定する
- 建築は身体的記憶と結びつき人間の実存に関わる
- 周辺視野(ペリフェラル・ビジョン)と没入感の重要性
これらの思想は建築教育・設計実践に広く影響を与えており、アルヴァ・アアルトの後継者として現代フィンランド建築文化を世界に発信した人物として高く評価されています。
使い方・例文
建築学科の学生が「肌の建築」を読み、視覚だけでなく身体全体で空間を感じる設計の重要性を学ぶといった場面で、パラスマの名が登場します。
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